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2016年02月25日

生活未来科の成果発表会


2月11日の祝日に、ならまちセンターにおいて、生活未来科の発表会「生活と未来 ~知ろう考えよう福祉の今後~」を行いました。今回は、奈良県介護福祉士人材確保対策総合支援 潜在介護福祉士の再就業促進事業の一環として、前半は福祉に関する2つの講演を行い、後半に2回生の卒業研究発表を行いました。

1つ目の講演では、「DESTROY福祉 ~創造的破壊から始まる福祉の新時代~」と題して、岡勇樹さんに講演いただきました。岡さんの生い立ちと福祉に関わるきっかけから始まり、岡さんが代表理事を務めるUbdobe(ウブドべ)の活動として音楽と医療・福祉が融合したイベントなども紹介されました。


ワークショップとして、参加者どうしが非言語コミュニケーションを体験する試みもありました。後半は、福祉ラッパーであるLot FALCONさんも登場し、会場の学生らも巻き込んで福祉をテーマにしたラップが即興で作られ、会場を盛り上げていただきました。
 

2つ目の講演では、「毎日がアルツハイマー」などで有名な映画監督の関口祐加さんに、「ピンチはチャンスであるという発想の転換を福祉に活かす」というテーマでお話しいただきました。関口さんの前向きな生き方や撮影時のエピソードなどをお聞きすることができ、認知症に対するイメージも変わりました。「毎日がアルツハイマーFINAL」の製作に向けた構想についても話が広がりました。


卒業研究発表では、2回生が短期大学で2年間学んだ学修成果をコースごとに発表しました。まず生活福祉コースが介護福祉士を目指して介護過程で学んだ事例研究を発表しました。高齢者施設や障害者施設の利用者に冷静かつ明るい態度で向き合う姿勢は、卒業後の活躍も期待できるものでした。
ビジネスキャリアコースは、卒業研究で各自がユニークなテーマで取り組んだ研究について発表しました。「若者の〇〇離れ」「2020東京オリンピック」など、現代の話題やトレンドを意識したテーマ設定やプレゼンスキルは、このコースで2年間磨かれたものだと思いました。京滋奈の11大学と一緒に取り組んだ“社風発見インターンシップ”の報告も行いました。
食物栄養コースは2年間の学びのまとめとして、栄養士を目指して学んだ学内での授業、学外実習、イベントでの取り組みについて発表しました。グループで大量調理を行う給食管理実習などで培った結束力で、全員が舞台に立って会を締めくくりました。



会場には、文部科学省のGP関連の大学関係者、学生の保護者、高校生や卒業生など、たくさんの方々にお越しいただきました。この「生活と未来」という発表会において、多くの方々とともにいろいろな福祉のあり方について考え、学生の学修成果について報告する機会とできましたことを心より感謝いたします。

生活未来科 三浦さつき