この半年余りに2度も東京に仕事で行く機会がありました。遊びで行った時にはあまり感じていなかったのですが、大阪の数倍は人がいるのではないかと思うほどの人混みに、今回は本当に圧倒されてしまいました。

　一日目は、首都圏で100以上の保育園を経営・運営させている法人さまに、今年の4月から、5人の卒業生がお世話になっているので、ご挨拶に伺いました。
　訪れた法人本部では、卒業生の一人が本部保育士として働いていました。久々の再会に私の方も緊張しつつ、頑張っていることを大声で応援したい気持ちでした。「ちょっと痩せました」と照れながら立つ彼の姿は、私の胸を十分に熱くするものでありました。

　その後、法人さまのご厚意で、他の卒業生が働く園も見学させていただけることになり、「ちゃんと働いているのだろうか」と思いながら、車で向かうことになりました。
　しかし、雨の東京都内…高速道路もどこの道も渋滞、渋滞で、卒業生の働く保育園に到着したのは19時を過ぎておりました。大変遅くなったにもかかわらず、二人の卒業生が待っていてくれました。一人はわざわざ別の保育園から園長先生と一緒に来てくれていました。
　二人とも緊張しながら出迎えてくれ、東京での生活、通勤の満員電車に慣れないことなど、こっそりと話してくれました。大阪出身の私ですら人混みに圧倒されるのに、奈良でのんびり暮らしてきた卒業生には相当辛いのかな、と心配もしましが、10分も経たないうちにいつもの笑顔になったので、何かあったら連絡してくれるように伝えて、慣れない土地での社会人生活を励ましてきました。
　
　二日目は、日本学生支援機構主催の学生就職に関するガイダンスに参加するため、東京ビッグサイトへ向かいました。開場時間までに到着したものの、バス乗り場の確認や、コインロッカーを探すのに右往左往してしまいました。
　午前の会場で、隣に座られた関東のある大学の方と名刺交換をさせていただ時、しばらく私の名刺を見つめておられるので「…ん？」と思っていると、偶然にも、本学に非常勤で来られている先生とお知り合いだということでした。世の中は狭い、というより、こんなに人がいる東京で、人の輪が繋がることに感激しながら一日過ごすことができ、ガイダンスも無事終了しました。

　保育園法人本部代表さま、色々とお話させていただきありがとうございました。また採用ご担当のK様とは、2時間余りご一緒でしたが、おしゃべりな私にお付き合いいただき、ありがとうございました。
　法人さまからいただいた写真も含め、少し加工させていただいたものを掲載します。

キャリア支援センター
髙橋美和子