生活未来科/ビジネスキャリアコース地域で活躍できる経営人材をめざすビジネスキャリアコースの学びの中心は経営学。ビジネスの本質を捉えるために欠かせないビジネスマネジメントと、生活を考えるためのライフマネジメントが両輪です。しかしビジネスキャリアコースの特徴はそれだけにとどまりません。地域社会で活躍できる力をつけるために、様々な工夫をしています。 |
ビジネスキャリアコースは地元企業や病院、地方公務員等、地域で活躍できる人材育成を目指しています。就職の柱になるのが3つのフィールド。ビジネスキャリアコースで専門知識と技術の学びにプラスして希望する進路に合わせてフィールド科目を選択。どの職業に就きたいか、自分の将来像を描くライフプランニングにあわせてライフマネジメントします。
学びの柱になるのは「イベント参画」「インターンシップ実習」「卒業研究」の3つの取り組みです。
ビジネスキャリアコースの学びの中心は、ビジネスの本質を捉えるために欠かせない経営理論と、ビジネス分析の中心となるデータサイエンス。しかし、ただ講義を聞くだけではありません。学びを自分に落とし込み、応用する力を培うことで、学びを自信につなげる学修スタイルが特徴です。
ビジネスキャリアコース卒業生が、在学中、一番印象深く、力がついたと語るのが「1分間スピーチ」。1週間のうち少なくとも2回は、授業内で「1分間スピーチ」をすることが求められるでしょう。
1分間スピーチの目的は「人前で話すことに慣れること」「話す力、聴く力を養うこと」「論理的思考力を身につけること」の3つです。講義をただ聴くのではなく、講義の内容を限られた時間で表現することで自分に落とし込む。これを繰り返すことで、学びを深めることが可能になります。限られた時間内に内容をまとめ、相手に要点を的確に伝える力、聞く相手が理解できるように伝える力を身につけることで、論理的思考力を身につけることができます。
プロジェクト型学習(PBL Project Based Learning)とは、課題解決型学習と呼ばれる学習法をさします。ビジネスキャリアコースの複数のゼミナールでは、学びを活かして新たな取組をする訓練の場と位置づけ、展開をしています。例えば奈良市内商業地区と連携した、産学連携型プロジェクト型学習では、地域の人々や企業の方々と連携し、学生ならではの柔軟な発想を基づいた企画提案型のプロジェクトを実行していきます。
「PDCAサイクル」というのはご存知でしょうか。Plan「計画」→Do「実施」→Check「評価」→Action「改善」→ Plan「計画」……という順に、継続的に評価改善するためのマネジメントサイクルのことです。ビジネスキャリアコースでは、入学時から卒業までの大学活動を「PDCAサイクル」と結び付け、2年間を通してPDCAサイクルを繰り返し、スパイラルアップさせる年間スケジュールを組んでいます。たとえば「1分間スピーチ」「イベント企画」「インターンシップ」。これらは状況を変え、内容を変えながら幾度も実践します。それは、前回の課題や反省を活かして、次の企画、実行につなげることを目的としているからです。
ビジネスキャリアコースは、入学から卒業まで、すべての科目において学びを途切れることなく継続し、上昇させていくカリキュラムを組んでいます。
介護職員初任者研修
介護に携わる者として、基礎的な知識や技術をもち、支援する際の考え方のプロセスを身につけ介護業務を行うことができるようになるための資格です
自身では日常生活を送るのが困難な高齢者や身体障害者に対し、入浴、食事、排泄などの身体介護や、掃除、洗濯、買い物、調理などの生活援助といった日常生活全般の援助を行います。
特別養護老人ホーム、老人保健施設等の介護福祉施設や訪問介護事業所で働くことができます。
また家庭内での介護にも活かせる知識として講座を受講し、資格を取得する人も増えています。
食の6次産業化プロデューサー
国家認定制度のひとつで、食の6次産業化を担う人材の認定・育成を目的にしています。
食材の生産(1次産業)、加工(2次産業)、流通・販売サービス(3次産業)の一体化や連携により、食分野での新たなビジネスを創出するための職能レベルを認定するキャリア段位制度です。
「食農ビジネス」「食育実践演習」「食品加工実習」など指定の6科目を履修して、申請すればレベル1の資格を得られます。
医療秘書実務士
医療秘書実務士は、医療機関や福祉施設において「医学の知識をもった秘書」、「接遇の専門家」、「医療事務や種々の情報の管理能力とコミュニケーション能力などを備えた 人間性豊かな職業人」として、介護保険制度導入後も医療や福祉分野に期待される資格です。
ビジネス実務士
ビジネス実務士とは、ビジネスの実務能力、プレゼンテーション、会社の組織や情報の流れなどに関しての知識や技能を認定する資格です。
全国大学実務教育協会が認定する資格で、マーケティングや情報処理、経済学・社会学、アカウンティングなど、ビジネス現場で求められる幅広い実務能力、組織や情報の活用能力を評価します。
ビジネス実務士の資格を取得するには、本学が指定する必修科目および選択科目を履修して単位を取得すれば、大学を通じて「ビジネス実務士」の資格を申請することになります。
秘書士
秘書士は、職業人としての基礎的な実務能力を備えた上で、上司とのペアーワークを中心とした秘書の仕事を理解し、情報業務、対人業務スキルを修得し、オフィスワークを総合的にサポートすることができる能力を全国大学事務教育協会が認定する資格です。
秘書士の資格を取得するには、本学が指定する必修科目および選択科目を履修して単位を取得すれば、大学を通じて「秘書士」の資格を申請することになります。
情報処理士
職業人としての基礎的な実務能力を備えた上で、ソフトウェア操作スキル、基本的なビジネスデータ処理など、実務に情報処理できる能力を認定する資格です。
全国大学実務教育協会が指定するビジネス・情報処理関連の科目を履修することで取得できます。
「情報処理技術の基礎を身につける」「ビジネスで活用されるソフトウェア技能の基礎を身につける」「プレゼンテーション能力の基本を身につける」「オフィスの組織や情報の流れを理解する」の4点が、資格取得の目的となっていて、大学を通じて「情報処理士」の資格を申請することになります。
ジョブパス(ビジネス能力検定)
ジョブパス(旧ビジネス能力検定・B検)とは、現代の職業社会が必要とするビジネス能力を、どの程度備えているかを客観的基準で評価する技能審査です。
サービス接遇検定
サービス接遇検定とは、財団法人実務技能検定協会が主催する検定試験で、サービス業務に対する心構え、対人心理の理解、応対の技術、話し方、態度・振舞いなどが審査されます。
実務の現場に入る前にサービス精神と技術を身につけておくことは非常に重要なことです。
サービス接遇検定は、サービススタッフの資質・専門知識・一般知識・対人技能・実務技能の点からサービスマインドを理解しているかを試す試験を受験することになります。
日商PC検定
職業人として、パソコン操作の基本技術として、ビジネス文書の作成やデータの処理分析の能力は不可欠です。
パソコン操作の基本だけではなくパソコンを使って効率的に仕事をこなす能力も身につく資格です。
職場では、パソコンを活用してネットワークを使いこなし、大量データの情報収集・発信の力も必要とされます。
Microsoft Office Word を活用する「文書作成」とMicrosoft Office Excel を活用する「データ活用」は、検定対策授業があり、本学で受験できます。
日商簿記検定
簿記は、企業の大きさや業種に関わらず、経営活動を記録・計算・整理して経営状況や実績を明らかにする技能です。簿記を理解することにより、企業の経理実務に必要な知識だけではなく、財務諸表を読む力や経営管理や分析力が身に付きます。
ピアヘルパー
ピアヘルパーは、「仲間(ピア)」と「助ける人(ヘルパー)」を意味し、青年や学生なら誰でも遭遇する問題の相談相手になったり、サークルなどのグループの世話役になったりするための、学生を対象とした認定資格です。教育カウンセラーなどの専門家に協力して活動したり、教師、保育士、ホームヘルパーなど人間関係を主とする職業に役立てたりすることができます。
本学が指定する単位を修得後、資格試験に合格することで認定証が交付されます。
医事実務士
医事実務士は、医療実務の業務を行うために必要なスキルおよび知識の修得を日本医療福祉事務教育協会が認定する資格です。患者と医療従事者との間で、情報の伝達や書類の作成などの実務ができるように学びます。本学の指定する科目の単位を取得すれば、大学を通じて「医事実務士」の資格を申請することになります。
認定エステティシャン
ミス・パリエステティシャン専門学校で『認定エステティシャン』通信講座を本学学生が受講することができます。自宅学習と春休みまたは夏休みを利用したスクーリングで、フェイシャルケア・ボディケアに必要な技術や、実践で役に立つ接客マナーを学び、認定エステティシャンの資格を取得します。
企業への就職や公務員をめざす経営デザインフィールド
企業への就職や公務員をめざす
経営(マネジメント)を体系的に修得し、企業や公務員として活躍する経営人材目指す「経営デザイン」フィールド。企業や地方自治体という経営体のなかで、あるいは起業を目指す者として必要な知識を学ぶのがこのフィールドです。公務員を目指す学生への公務員試験対策講座も実施しています。
企業へ就職する方はもちろん、地方公務員としての活躍を目指す方のほか、さらに4年制大学進学を目指す方はこのフィールドに所属してください。
*目指す資格
ビジネス実務士
秘書士
情報処理士
ジョブパス(ビジネス能力検定)
サービス接遇検定
日商簿記検定
医療事務や介護事務など、医療従事者をめざす医療・福祉フィールド
医療事務や介護事務として働く
病院や社会福祉施設でエッセンシャルワーカーとして、医療従事者の一員として働く医療事務や介護事務、あるいはドラッグストアでの調剤薬局事務を目指す「医療・福祉フィールド」。報酬請求業務や受付事務がメインになります。患者さんや利用者さんと直接のやり取りは少ないかもしれませんが、医療や福祉の現場を裏から支える仕事です。
奈良県の短期大学で医療事務の基礎科目から実技演習科目まで備え、資格取得までめざせるのは本学のみです。授業では、実務経験を持つ専門講師が医学基礎科目ほか、実技と演習を通じて疑問点を解消しながら進めます。単に資格を取得するだけではなく、医療現場で即戦力となり、この業界でキャリア形成するために必要な実技指導や演習も行います。
病院やクリニック、社会福祉施設で、医療事務、介護事務として就職することを目指す方、ドラッグストアなどで調剤薬局事務を目指す方は、このフィールドに所属してください。社会福祉施設で利用者と関わりながらのステップアップを目指すことも可能です。
*目指す資格
介護職員初任者研修
医療秘書実務士
サービス接遇検定
医事実務士
情報処理士
ピアヘルパー
起業をめざす食ビジネスフィールド
新たな付加価値を生み出し起業する
農山村の豊かな地域資源を活用して、食にかかわる新たな付加価値を生み出し、飲食店や食物販店の起業や、新業態を開発することを目指します。奈良佐保短期大学の農園や自然豊かな地の利を活かした授業を展開しています。
授業では食の6次産業化プロデューサーの資格を取得できるカリキュラムを用意しています。農林水産業や食品加工、販路開拓などを学び、ビジネスプランをたてて、プロジェクトを立てることに興味のある方は、こちらのフィールドに所属してください。
*目指す資格
食の6次産業化プロデューサー
ビジネス実務士
ジョブパス(ビジネス能力検定)
サービス接遇検定