まるっとNARASAHO
本講義の目的は、座学として数学を学ぶのではなく、本物のぶどうの糖度を測定する過程で、その中に潜在している平均値や標準偏差等の数学的概念を自らの力で炙り出すことにある。今回は「データサイエンスのための数学」・「食物栄養コース基礎ゼミナールⅠ」を履修する学生とのコラボレーション企画として,ぶどうの糖度の測定実験を共同で行った。取り扱うぶどうの種類は,デラウェア,ハニーシードレス,巨峰,クリムゾンシードレス,シャインマスカットである。 その結果,ブドウの種類ごとの平均値や標準偏差の違いが明らかとなり,ブドウの房で上部が甘いという定説が覆される実測例が示された。