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“よしもと”笑い漫才作家 藤田 曜さんをゲストティチャーに迎えて

2018.06.11 トピックス

奈良佐保短期大学では、社会人基礎力の1つであるコミュニケーション力を育む科目として「コミュニケーション演習」を開講しています。
“よしもと”の売れっ子お笑い漫才作家の藤田曜さんをゲストティチャーとしてお迎えし、コミュニケーション「漫才」について2回講義していただくのも、今年で3回目となりました。
6月11日(月)に実施された第1回目の講義の内容をお伝えします。
漫才には、コミュニケーションのノウハウが一杯詰まっており、今後のコミュニケーションに役立てて欲しいとの前置きから、漫才師が気をつけているポイントを教えてくださいました。
まず、漫才師は、お客さんを見て、笑顔で登場し、お客様の気持ちを引き付けます。それに必要なことは、①表情 ②声 ③手の位置の3つだそうです。
表情は、明るく笑顔で、声は雰囲気を考えトーンを変えながら、そして、手の動きを添えながら会話すると、相手に与える印象が変わります。
人と楽しく話すには、輪の中に入り、話を転がせていくことを意識し、さらに、人を笑わすには、「つかみ」を考えていけばよいそうです。
「つかみ」は、こちらの話に興味を引きつける手法で、・誇張の笑い ・勘違いの笑い ・期待外れの笑い ・繰り返しの笑い ・言葉遊びの笑い などを、事例を示しながら教えて頂きました。そして、言葉遊びでは、学生からも色々な答えが出てきました。
① “スイカ” → スイカやすいか?
“傘”   → 傘かさない。 などなど
学生は、ノリノリで、言われた言葉に色々と答えていました。
②3LDKOのOには、どのような言葉を当てはめるか?などの問いかけがあり、学生は頭を柔らかくして、一生懸命考えていました。
③流行りそうにないB級映画タイトル
決められた文字を組合わせて、映画タイトルを作っていきます。
次いで、与えられたお題をジェスチャーだけで表現し、身振り手振りの大切さを学びました。学生がグループで教壇に立ち、一生懸命にジェスチャーを行いました。答えられたのも答えられなかったのもありましたが、あちらこちらから笑いが聞こえてきました。
言葉の面白さや、身振り手振りの大切さなど、コミュニケーションに役立つことを多く学び、あっという間の90分でした。
次回(6月18日)は、学生たちが「漫才に挑戦」です。どのような漫才になるのか、楽しみです。