6月3日に東京ガーデンパレスで開催された「日本介護福祉士養成施設協会30周年記念式典」に会員校として出席しました。
介護福祉士は1987年に「社会福祉士および介護福祉士法」に基づき制度化された国家資格です。
1989年(平成元年)に「介護福祉士養成施設協会」が設立され、1991年(平成3年)に「社団法人日本介護福祉士養成施設協会」となりました。
会長挨拶では、日本の超高齢化に伴う「2025年問題」「2040年問題」で介護人材の不足が懸念される中、介護福祉士養成施設はピーク時の430校から310校に減少している現状について報告されました。
また、記念講演では東京大学高齢社会総合研究機構客員研究員の辻哲夫氏が「今後の介護政策の展望-介護福祉士及び同養成教育への期待」と題し、高齢者のQOLを担保するためには、医師・看護師だけでは十分ではなく、生活そのものを支えることができる介護福祉士養成が重要であることを強く述べられていました。
本学は1999年より介護福祉士養成を開始し、20年以上にわたり多くの介護福祉士を地域に送り出してきました。多くの卒業生が現場で活躍してくれています。
社会のニーズに応えるため、“質の高い介護福祉士”の育成に努めなければならないという思いをますます強くする機会となりました。