10月19・20日の両日にわたり、49回目となる奈良佐保短期大学大学祭が「みんなで起こそう笑顔の連鎖!」のテーマの下に開催されました。それに先立って、大学祭のチラシの掲載用の、恒例となっている人文字づくりとその撮影がありました。今年の文字は「笑」。明るく楽しい奈良佐保短期大学の象徴である笑顔が、次の世代へと継承されることを願って、とのこと。幸せの象徴である笑顔をつなぎ、絆を強めて、先輩たちから受け継いだ素晴らしいバトンをさらに力強いものとして後輩に渡すことを誓う学生たちに、「友を信じ、人の温かさを感じ取り、何事にも精一杯尽くすことができる」と、エールを送りました。
大学祭当日は雨に見舞われましたが、そのことが一層団結力を強めることとなりました。雨の合間をぬって、グランドの水たまりを1回生が率先して、そして2回生も加わり、雑巾やタオルで吸い取り、土を埋めました。それによって、大学祭のプログラムのひとつである「運動会」は、グラウンドでの開催となりました。
大学祭について、地域こども学科2回生の学生たちの感想を紹介します。
・自分はこれまで、積極的に行事等に取り組むタイプではなかったが、みんなで協力して何かを作り上げる楽しさを知った。
・これまでの学校生活で、学校は面白くなく、自分の中に学校の友達は表面的な付き合いだという固定観念があった。大学祭を通して、友人がその考えを変えてくれた。
・みんなで一つのものを作り上げるのはとても大変だが、あきらめないで、それを乗り越えた時、素晴らしいものができ達成感を味わうことができると改めて思った。
・本気で自分を出せる環境が佐保にはある。一生懸命になれる環境の中で、仲間がいて共に楽しめることの幸せを感じた。
・佐保の思いやりや温かさは「ほんまもん」だと感じ、佐保に入って良かったと思う。
・意見の違いやぶつかり合いなど、それを通してクラスの団結や絆が深まった。クラスの優しさや絆が心にしみて、今のクラスで良かったと思う。
・みんなで作った大学祭、佐保全体が一致団結できた大学祭にばんざい!大学祭の思い出を共有することが絆となる。
・主となって動く人、協力してくれる人、それぞれが一体となって「笑」の絶えない2日間であった。
・どのように1回生を巻き込むことができるのか。今年を楽しむだけでなく、来年に繋げないと終われないと言う2回生の思いが1回生に通じたと思う。水たまりを1回生が率先して埋めてくれた。みんなで頑張っている姿に感動した。
・友人の普段と違う姿を発見したり,普段関わりの少ない人とも関われた。また、「主張」(一人一人がステージ上で自分の思いを述べる佐保恒例の催し)で、それぞれの人の思いを感じ、感動した。
2日間の大学祭ではありますが、学生たちがそれぞれに、何かに気づき、考え、行動し、次のステップへと進む自らの心の支えを見出すことにも効があったのではないかと思います。