2015年06月19日
2015年6月7日に,大阪で開かれた男性保育者の交流会にいきました.保育士として働きだして2ヶ月から30年以上の経験者の方,園長や管理職の方,公立保育所,民間保育所,認可外保育所,正規職員,非正規職員の方,大学院で体育学を学ばれた後に保育士資格取得を目指している方など,身分も経験も様々な男性保育者が15名ほど集まりました.考えさせられる話もあり,腰痛予防体操あり,とても楽しい集まりでした.
今回,転職経験のある方が何人かおられました.転職というより転所といったほうが正しいかもしれません.給与の関係,あるいは別の保育が見たいといった思いから,さらに高い給与が望める別の保育所にうつったものの,自分の考える保育と異なり保育が楽しくない,あるいは仕事がきついといったの理由で,もとの保育所に戻られた方もおられました.同じ「保育士」であり「保育所」であっても,民間か公立か認可外か,あるいはどこの地域か,どのような法人かによって,給与も保育方針も男性の受け入れについての考えも様々.そして,保育についての考えや男性受け入れ方針などは,求人票からはなかなか見えない情報であるようです.
今年は2〜3年にいちど開かれている,全国男性保育者連絡会研究交流集会が開催される年です.今年は岩手県で,11月22日,23日に開催されます.8月には東京で,男性保育者についての研究部会があります.今年も全国の男性保育者の方にお会いできると思うとワクワクします.なかでも全国男性保育者連絡会研究交流集会は初めての東北大会.初めてお会いできる方も多そうで楽しみです.
奈良佐保短期大学でも,毎年恒例の「地域こども学科セミナー 男性保育士・男性幼稚園教諭という仕事」を8月22日(土)に開催予定です.今年は,奈良佐保短期大学一期生で,子どもたちはもちろん,奈良佐保短期大学の一部の学生からも「ぐっと引きつける何かがある」と絶大の人気を誇る杉島尚徳先生の講演です.こちらもとても楽しみにしているところです.
男性保育者は多くなったとはいえまだまだパーセンテージからみれば少ないのが現状です.男性保育者はもちろん,女性保育者にとっても,いい大会,いいセミナーになればと願っています.
地域こども学科 中田奈月