2015年07月13日
梅雨の長雨と台風の合間に、昨日から蒸し暑い日が続いていますね。
そんな中、最近はグラウンドに野生の鹿がちょくちょく現れ、私は見られなかったのですが、先日は7頭も来ていたそうです。
観光客のように遠巻きに見ている分には良いのですが、子育て支援センターやレストランに来られている一般の方や子どもさんがケガをされるようなことがないかどうかと、私達教職員はちょっとハラハラしながら見守っています。
帰りのバスから見える鹿の群れの中には、立派な角を持った牡鹿もいますからね。
ところで、先日の通勤時に、食物栄養コースの先生と同じバスになりました。
家のハーブの話などをする内に、玉ねぎの保存期間の話になりました。
田舎にはよくぶら下げてあるのを見かけますが、本学の畑で採れた玉ねぎも干してあるので、どれぐらい持つのだろうと思っていたのです。
日蔭の風通しの良いところであれば相当持つと聞いて、そういうことに疎い私は驚きました。なんと数か月も持つそうです!(@@;)
カボチャは収穫後すぐに食べるよりも熟成させた方が美味しいということは最近知ったばかりなのですが、先生からサツマイモもそうだと教えていただきました。
学生さんにも収穫したてのサツマイモを食べさせ、数か月後に熟成させたものを食べさせると、全然違うとみんな驚くそうです。
また、カボチャは夏の野菜ですが、それを保存しておいて冬至に食べるのだと聞いてまたビックリ!そんなに持つものだとは思ってもみませんでした。
調べてみると、しっかりと熟成するうちにでんぷんが分解されて糖分になり、甘みとホクホクした触感に変化するそうです。サツマイモにも同じようなことが起こっているのでしょうね。水分が抜けて甘みが凝縮される、と先生もおっしゃっていました。
昔は今と違って冬になるとほとんど収穫できる野菜がなかったので、夏・秋に収穫したカボチャやサツマイモを大事に保存して食べたようです。
それに、昔から日本には陰陽の思想があります。すべての物は陰と陽で出来ているという考え方です。
陰は闇・暗・柔・水・冬・夜・植物・女性などを表し、陽は光・明・剛・火・夏・昼・動物・男性などを表すとされます。
夏の陽射しをいっぱいに浴びて育ち、太陽のように黄色いカボチャを陰の極みである冬至(夜の時間が一番長い日ですね。)に食べることで、体の中に陽の気を補って病気を防ごうということなのでしょう。身体を温めるとも言いますね。
実際にカボチャにはβ-カロチンやカリウム、ビタミンAなどがたくさん含まれています。先人の知恵ってすごいですねぇ。
これからはカボチャもサツマイモも、そんなに慌てずに食べようと思います。(^^)
そうそう、夏場に味の落ちるお米も、冷蔵庫に保存すると全然味が違うと先生から教えていただきました。
冷蔵庫にスペースがあれば、皆さんもぜひお試しください。
総務部 坂上