奈良佐保短期大学の学修成果及び学習成果を踏まえた学士課程教育の3つの方針を制定いたしました。
社会生活に必要な知識と教養を身につけ、社会に貢献できる基礎力と学科の専門的学修成果を保証するため設定した科目の単位を修得した者に、卒業を認定し短期大学士の学位を授与する。
生活に関わる福祉・栄養・ビジネスの三分野に共通する幅広い視野を身につける科目群を配置する。
生活福祉コースでは、高齢者や障がい者の生活支援に携わる介護福祉士を養成します。介護福祉士には自分自身の日常生活での自己管理能力を始めとして、チームで仕事をするための社会のルールや人との約束を守るなどの規律性、さまざまな人と協力し合って目的を達成する協調性、さらに周囲の人々や物事との関係性を理解するための状況把握力が求められます。
そこで、生活福祉コースでは次のような人の入学を求めています。
食物栄養コースでは、栄養士を養成します。栄養士に求められる専門的な知識や技術を身につけるために、入学までに、論理的な文章を書き、栄養指導でも必要になる国語力、栄養価や発注の計算などに必要になる計算力を身につけておくことが必要です。また、からだのしくみや食品の性質について理解を深めるために「生物」や「化学」などの基礎力も求められます。さらに、将来栄養士として働く際には協調性が大切であり、本学の学修においてもグループ活動を多く取り入れています。
そこで、食物栄養コースでは次のような人の入学を求めています。
ビジネスキャリアコースでは、ビジネス社会に貢献できる人材を養成します。ビジネス社会では、顧客へのサービス提供やチームによる仕事の推進など、人とのつながりが必要不可欠です。ビジネスの専門知識・技術だけでなく、様々な課題を乗り越える判断力や行動力が求められます。さらに職場では、パソコンを使った情報処理は必須であり、情報処理力も求められます。
そこで、ビジネスキャリアコースでは次のような人の入学を求めています。
地域こども学科では、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭など、子どもの保育と福祉、教育に関わる専門職を養成します。それには、子どもと子どもをとりまく状況を把握・分析して問題解決に導く力や他者と協働する力が必要となります。もとより保育や福祉、教育に関する学修のためには、基礎学力に加えて常に学び続ける意欲が必要です。また、子どもの成長に携わるものとして、子どもとその周囲の人々の思いに共感することができる豊かな人間性と教養が求められます。
そこで、地域こども学科では次のような人の入学を求めています。
本学では、全ての入試種別において面接試験を実施し、学生生活において他者と協調しながら専門性を高めるために必要な自律的な行動力を測ります。同時に、質問の意図を汲み取り、自分の考えを適切な言葉で表現できる能力を判断します。また、それぞれの学科やコースで必要とされる汎用的な能力については、基礎学力や表現方法及び論理的な考え方などを筆記試験や作文、事前面談や面接時の口頭試問によって確認します。