昭和6年、当時の奈良女子高等師範学校の同窓会(佐保会)が佐保女学院を設立するにあたり、「教養識見ある女性を養成し、社会に貢献できる人材を育成すること」を掲げました。昭和40年、短期大学の開設にあたっては、「女子専門の学術技芸を教授、研究し、実生活に必要な能力を有する教養識見ある女性を育成すること」を謳いました。
奈良佐保短期大学の徽章は、奈良の都のシンボルである八重桜を外側の輪郭とし、人間としての手本、模範を意味する八稜鏡を二重におさめ、そのなかに「大学」をいれたもので、茄子紺を基調に描かれています。
この徽章は、奈良佐保短期大学の前身である佐保女学院が短期大学になったときに、奈良女子大学の前身である奈良女子高等師範学校の徽章を参考に作成されました。
奈良佐保短期大学のシンボルマークは、奈良佐保短期大学のイニシャル、NとSをモチーフに、スクールカラーの茄子紺を基調としてデザインされたもので、奈良佐保短期大学の伝統と、若葉の間から陽がのぼる未来とを示しています。このデザインは両手で大切なものを包み込むようにもみえ、曲線からは羽ばたく躍動感をみることができます。これは、建学の精神および教育理念にあるとおり、自己と他者を尊重し、教養見識をもって自ら羽ばたき、社会に貢献する行動力を同時に表現しているものです。