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2021年05月28日
2021年5月28日
奈良佐保短期大学学生の皆様
保護者の皆様
奈良佐保短期大学
学長 池内 ますみ
奈良佐保短期大学学生の皆様、保護者の皆様、学長の池内ますみです。
いつも、皆様の元気はつらつとした姿に、私自身元気をもらっています。ありがとうございます。
昨日、学生の一人が、新型コロナウィルス感染症に感染したことが明らかになり、本日になってその友人である学生2人が濃厚接触者であるとの連絡を保健所からいただき、さらなる心配が募っています。どうか軽くて済みますように、ご家族の方々はじめ関係者の方々が感染していませんように、仮に感染していたとしても軽くて済みますようにと祈るような気持ちです。
奈良佐保短期大学では、昨年4月政府の緊急事態宣言や奈良県知事の休業要請を受け、遠隔授業を実施しました。宣言明けの6月、遠隔授業を振り返り、介護福祉士や栄養士、保育士等を養成する本学においては、授業内容が理解しやすい、質問が双方向でやりとりできる、大学の便利な施設(図書館など)が利用できる、通信トラブルによる授業中断がないなど、対面で授業することのメリットをあらためて評価し、学生の皆様と対面授業の良さを再確認したところです。
昨日、新型コロナウィルス感染者が出たこと、友人の学生2人が濃厚接触者と判断されたことを受け、このまま対面授業を続けてもいいのだろうか、遠隔授業に切り替えるべきではないのか、さらには一度立ち止まって休校とし感染状況を見たうえで対面授業を継続するのか、遠隔授業に切り替えるべきか、今後の対応について悩みに悩みました。
本日緊急の危機管理対策本部会議を開き審議した結果、明日に予定していたオープンキャンパスは中止することを決めました。また、来週からの授業については、保健所から大学施設の使用制限が通知されていないことを踏まえ、これまで行ってきた感染防止策を徹底したうえで、学生の皆様の健康・感染防止を最優先して対応しつつ、将来の希望や目標に1歩でも2歩でも近づけるよう最善の教育を提供するために、対面授業を継続することとさせていただきました。いわば感染防止と教育の充実という2兎を追うこととした次第です。もちろん、保健所からの検査結果や本日以後に動きがあれば、柔軟な対応が可能な体制を整えておりますので、困ったことや不安に思うことがあれば、いつでも身近にいる教職員に申し出てください。奈良佐保短期大学は、あなたのために頑張ります、ともにこの難局を乗り越えましょう。