奈良佐保短期大学では、社会人基礎力の1つであるコミュニケーション力を育む科目として「コミュニケーション演習」を開講しています。”よしもと”の売れっ子お笑い漫才作家の藤田曜さんによる漫才を通してのコミュニケーション演習の2回目です。1回目は6月11日に行い、2回目は6月18日に行う予定でしたが、大阪府北部地震により休講となったため7月23日になりました。1回目の授業の様子は、http://www.narasaho-c.ac.jp/news-img/mso9ur000001ys3g.htmlです。
2回目で、学生たちが漫才に挑戦です。少し間が開きましたが、最初に”表情”、”声”、”手の位置”の大切さを復習し、ついでお題が出ました。学生たちの頭はフル回転です。
先ず、言葉遊びのお題です。
「熊」 熊の眼にくま
「プリン」 このプリンは、砂糖がたっプリン 等々
次いでチームワークでお題に挑戦です。
お題に対して、ポーズが全員一致するまで続けなければいけません。チームワークがよいと早く終わります。
「野球」「サッカー」「大阪」などのお題が出され、それぞれが連想するポーズをとります。1回で全員一致したチームもあれば、何回しても合わないチームもありました。
仕上げは、漫才です。お題は、漫才「奈良オリンピック」か漫才「カメラマン」の二者択一です。台本のストーリは大まかに作られており、ボケとツッコミの部分が虫食いになっています。そこを考えていきます。
5人一組になって台本を考え、台本が仕上がれば立ち練習です。演技者は2人ですが、他の3人が聞き手となってアドバイスを行い、完成度を高めます。本番は、音楽に合わせて登場。学生たちは、身振り手振り、声のトーンを変えながらの熱演。即興も併せ“よしもと”さながらの漫才で、聞いている学生も爆笑です。
人前で話す自信やチームワークの大切さを学ぶことのできた授業でした。