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“よしもと”お笑い漫才作家による授業を行いました。

2016.06.16 トピックス

“よしもと”お笑い漫才作家 藤田 曜さんをゲストティチャーに迎えて

奈良佐保短期大学では、社会人基礎力の1つであるコミュニケーション力を育む科目として「コミュニケーション演習」を開講しています。
本年度は、“よしもと”の売れっ子お笑い漫才作家の藤田曜さんをゲストティチャーとしてお迎えして、コミュニケーション「漫才」について2回講義をしていただきます。
6月14日(水)に実施された第1回目の講義の内容をお伝えします。
漫才には、コミュニケーションのノウハウが一杯詰まっています。
まず、漫才師として必要なことは4つ。
・笑顔 ・声のトーン ・手の位置 ・服装 です。
いずれも、人と会話をする時に意識しなければならないことです。
次に、“つかみ”について。
最初にお客様の気持ちを解きほぐし、こちらの話に興味を引きつける手法です。
漫才の“つかみ”には、・自虐型 ・客いじり型 ・誇張型 ・参加型 がある一方で、日常会話での“つかみ”は、・特技をもつ ・自慢話をもつ ・失敗話をもつ 等で、特技や経験話をストックしておけば、人との会話を弾ませ、お互いの気持ちを通わせるのに役立てることができます。
“笑い”の種類には、・期待と失望 ・矛盾の笑い ・勘違いの笑い ・数字の笑い があり、”勘違いの笑い”では、同音異義語(「球根」「求婚」【きゅうこん】等)などを使った笑いです。3回同じことをすれば自然と笑いが得られる3かけの”数字の笑い”は,例を示され、爆笑で皆納得です。
そして、“言葉遊びの笑い”を行いました。
 “アイス” →  アイスを愛す
 “田舎”  →  田舎にはいなかった。 などなど
また、AKBには、また、3LDKOのOには、どのような言葉を当てはめるかなどの問いかけがあり、学生は頭を柔らかくして、一生懸命考えていました。
 [しりとり物語]や[ジェスチャー]などでは、学生がグループで教壇に立ち、発表しました。
 言葉の面白さや、身振りの大切さなどが実感でき、コミュニケーションに役立つことを多く学び、あっという間の90分でした。
 次回(6月28日)は、学生たちが漫才に挑戦します。
 どのような漫才になるのか、楽しみです。