朝晩肌寒くなり、学内の木々も次第に色づきはじめました。紅葉の盛りもすぐそこまで来ていますね。
実りの秋を迎えていろんな美味しいものが出回るこの季節、本学では10月5日(月)に、NPO法人 奈良の食文化研究会理事長の瀧川潔氏を講師にお招きして、人生がキラリと輝く特別講座 第4回目「吉野の鹿肉」を開催しました。
(本講座は日本フードスペシャリスト協会から「食に関する一般向け啓発事業」に認定されています。)
今の季節にピッタリの「もみじ肉」と呼ばれる鹿肉が、最近のジビエ(狩猟肉)ブームでにわかに脚光を浴びています。本講座ではまず鹿の食害による森林の被害状況について説明があり、駆除を兼ねた鹿肉の有効活用の取り組みが紹介されました。
また、鹿肉が低脂肪・高タンパク・高鉄分のヘルシー食材であることや、調理方法、流通の現状と課題など、鹿をめぐる様々なお話を参加者の皆さんは興味深そうに聴いておられました。
「吉野鹿アジアンカレー」の試食では、「サッパリしていて意外に美味しい」という方が多かったようです。鹿肉がもっと普及して手に入りやすくなれば良いのに、という感想もありました。
吉野鹿アジアンカレー
食物栄養コースの学生達
当日はNHK奈良放送局の取材があり、「ならナビ」のニュースで講座の様子が放映されました。