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卒業生からのメッセージ講座2016を開催しました。

2016.05.02 図書館

☆・・きらっと☆図書館講座⑦with キャリア支援センター・・☆
☆ 卒業生からのメッセージ2016 ☆のご報告

2016年5月2日(月)12:20~12:55 図書館で”卒業生からのメッセージ 2016″を開催しました。

今回お話しいただいたのは、2013年度生活未来科生活福祉コース卒業生の大野順子さんと金子美圭さんです。
現在、大野順子さんは生活支援員として「社会福祉法人せせらぎ会 指定日中活動多機能型施設 コッペ大淀」に、
金子美圭さんは介護福祉士として「社会福祉法人宝山寺福祉事業団 特別養護老人ホーム 梅寿荘」で働いています。

①「どうして今の職場に就職しようと思ったか教えてください。いつ頃、就職は決まりましたか」
②「就職してから、もっと勉強しておけばよかった分野があれば教えてください」
③「学生時代にしておいたら良かったと思うことは何ですか」
④「今の自分が学生時代の自分にアドバイスするとしたら、何と言いますか」
⑤「仕事をする上で大切にしていることは何ですか」
⑥「実習生に対して心構えや行動などで気をつけてほしいことはありますか」
などの質問に、

先輩は、
①「6月の福祉フェアで就職を決めたいと思っていました。実習の際に、利用者さんが亡くなられたことから、自分の中で高齢者の最期に寄り添うことに難しさを感じていました。福祉フェアで高齢者施設だけでなく知的障がい者施設への就職という選択肢があることを知りました。また福祉フェアで出会った知的障がい者施設である今の施設の方とお話しをする中で、家から近いことや施設の方針、労働条件など自分のライフスタイルや考え方と合致することが多く、この施設で働きたいと思い就職することに決めました」
「子どもが通っていた保育園が宝山寺福祉事業団系列の保育園で、法人に対して好印象を持っていました。私は敢えて様々な施設で実習を体験し、全ての実習を終えてから就職試験を受けようと思っていました。第三段階の実習先である特別養護老人ホームでの実習を体験してから、自分には特別養護老人ホームでの就職が合っていると考え、以前から気になっていた宝山寺福祉事業団の特別養護老人ホームの就職試験を受けました。12月頃でした。既に募集は締め切られていましたが、問い合わせをして試験を受けました。就職したいと思う施設があれば、あきらめずチャレンジしてください」
②「障がいの細かな分類や種類、福祉関係の法律のことなどです。働き始めてから本当に障がいの細かな分類や種類など自分の知らないことが沢山あり、学びながら利用者さんを支援している毎日です」
「止血など、緊急対応の仕方など医学的な知識です」
③「いろいろなボランティアに行き、できるだけ多くの施設をみてほしいです。学生時代には様々な施設をみることができます。良い面は取りいれ、そうでない面は反面教師として学ぶことができる良い機会です」
「授業で学んだことは全て、今働いていることの基礎となっています。もっと真剣に授業を受けておけば良かったと思います」
④「自分に素直であってほしい」「人には色々な考えがあって皆考え方も違います。自分の考えを押し付けず、素直に人の意見も取り入れたいと思います」
⑤「利用者さんの声に耳を傾けること。利用者さん中心に考え、利用者さんがいかに心地よく過ごせるかということを大切にしています」
「日々の業務を流れ作業ではなく、利用者さんに丁寧に寄り添って毎日の変化を大切に支援することをこころがけています」
⑥「社会人としてのマナーです」「自分中心ではなく他者中心で考え、職員みんなで利用者さんを支援することです」
「自ら学ぶ姿勢があるのか、学ぼうという姿勢、積極性を出してほしいと思います」
など答えていました。

その他、「就職をする際やボランティアをする際、まだ何も技術的なことに自信を持てないのですが、大丈夫でしょうか」という在学生の質問に、「利用者さんと会話をすることはできます。ボランティアの方と会話をすることを利用者さんはとても楽しみにしています。介護技術は現場に出て慣れることで身についてきます。相手を思いやる気持ちがあれば大丈夫です」と温かい言葉をかけてくれていました。

福祉コースの学生など約40名の参加がありました。
在学生のアンケートでは、
◇実際の職場で働いている人の話を聞けてよかった。
◇現場の直接な意見を聞け、本音な部分を聞け、とても役に立ちました。
◇利用者さんが中心であるということを改めて考えさせられました。
◇教えてもらうのを待つのではなく、自分から教えてもらいに行くことも大切だなと思いました。ありがとうございました。
◇とても勉強になりました。ボランティアに行ってみたいと思いました。
◇仕事を楽しいと思っておられるお二人は別の種別だが、やりがいのある施設で働いておられるのだなと思いました。
などの声がよせられました。

大野さん、金子さん、忙しい中、本当にありがとうございました。
働き始めてからもさらに成長した姿を直に拝見できて
先生や私達職員もとても感動しました。
また、遊びに来てくださいね。