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2024年04月03日

歓迎の言葉


 奈良佐保短期大学への入学を許可された皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。
 本日、入学を許可された者、生活未来科34名、地域こども学科28名です。
 本日お迎えすることができた入学生の皆さん一人ひとりが、充実した2年間を過ごしてもらえるよう、また、皆さんの期待に応える大学教育となるよう教職員一同全力で務めさせていただくことをお約束いたします。
 本日入学を許可された学生の中には、厚生労働省の事業に基づいて、介護福祉士、栄養士、保育士の資格取得を目指す特別社会人として20名が入学されました。また、本学と連携協定を結んでいる中国の大連大学から、交換留学生2名も皆さんとともに授業を受けることになっています。ここでは、高等学校までとは異なり、国や年齢の違いなど、多様な人たちと関りあいながら、幅広い情報に触れ、視野を広げる機会となることを、大いに期待するところです。2年の間には乗り越えなければならない壁にぶつかることもあると思いますが、お互いに支えあい、助け合って乗り越えていってほしいと思います。
 アフターコロナの世界では、いろいろな所で急激な変化が起こっています。また、近年日本では、今年の元旦に発生した能登半島地震による被害など自然災害も多く発生しています。みなさんが活躍する未来には何が待ち受けているのか予測することが難しい時代となってきました。全人類が取り組まなければならない持続可能な地球や、ゼロカーボンなどの課題、また、身近なところでは、デジタル化によって情報化された社会で、豊かな日常をおくるために情報をどのように活用するのかなど、大きく変わってゆく社会に力強く、しなやかに対応し、さらにそれを切り開いてゆく人材を養成したいと思っています。
 学びは受け身ではなく、自ら積極的に学び、問題を発見し、解決への方法を見つけることが重要です。本学の教育理念である「自律する人」「自己と他者を尊重する人」「事象に自ら関わる人」になれるよう、友人や先輩、先生と交わり、人を知り、理解し、ともに歩んでいきましょう。人生の中ではいろいろな困難が待ち受けています。それらを力強く克服し、前に進んで行ける人に育っていくことを期待しています。
 なりたい自分に近づくための近道はありません。毎日毎日一歩ずつ努力を積み重ねることで実現できるものです。そんな皆さんの将来の夢を実現させるために、本学が掲げる「ほっとかない教育」で皆さんの大学生活を私たち教職員が全力でサポートしたいと思います。
 むすびに、奈良佐保短期大学の一員になられた皆さんを心から歓迎し、奈良佐保短期大学生として活躍されることを祈念して、歓迎の言葉といたします。
                         令和6年4月2日
                           奈良佐保短期大学長
                               池内 ますみ
                          (令和6年度入学式辞より)