2017年02月09日
本学にて2/3(金)、「平成28年度生活未来科生活福祉コース卒業研究発表会」を開催しました。介護福祉士をめざす2回生が、介護実習Ⅳで担当させていただいた利用者の介護過程の展開について、その成果を発表しました。
11月に実習を終えたあと、担当利用者への支援を振り返り、 利用者に思いを馳せながら、真のニーズとは何か、求められる支援とはどのようなものかについて考察しました。発表している学生の姿を見て、改めて、介護のプロセスを発信することの重要性に気づかされました。
介護実習でご指導くださった施設職員の方や、本学の卒業生にもご来場いただき、利用者を支援するうえでの視点、介護福祉士としての使命など、たくさんの質疑や講評をいただき、学生にとって有意義な時間になりました。「もうすぐ就職される皆さん、一緒に介護を盛り上げていきましょう」との言葉が印象的で、これから現場に入る2回生にとってはとても心強いお言葉でした。
午後からは、「介護現場における実践報告および事例研究発表会」と題し、現在現場で活躍されている職員の方に発表いただきました。
勤務先での新たな取り組みをはじめ、多様な事例研究報告がありました。高齢者だけにとどまらない事例報告を聴講し、学生も積極的に質問していました。貴重な意見交換の場となり、現場の職員の方の介護に対する熱意を学生に伝えていただいたように感じます。
2年間の介護について学び語り合った経験を誇りに、現場の職員の方と協働して介護実践してくれることを期待しています。
生活未来科生活福祉コース 小木曽 真司